- こじ
- I
こじ【古字】昔使われて, 今は使われない文字や書体。IIこじ【古寺】ふるい寺。 ふるでら。IIIこじ【固持】しっかりと持って放さないこと。 固執(コシツ)。IV
「自説を~する」
こじ【固辞】固く辞退すること。V「会長就任を~する」
こじ【孤児】(1)両親のいない子。 みなしご。 孤子(コシ)。「戦災~」「~院」
(2)(比喩的に)仲間のないこと。 孤立した存在。VI「業界の~」
こじ【小師】〔仏〕 具足戒を受けてから, 10年にならず, まだ師についている者。 小僧。VIIこじ【居士】(1)仕官せず民間にある高い学徳の人。 処士。(2)〔仏〕〔梵 grhapati〕(ア)在俗の男子仏教徒。 在家。 優婆塞(ウバソク)。 (イ)近世以後の禅宗で, 在家の座禅修行者。 (ウ)成人男子の戒名の末尾に添える語の一。 信士より格が高く, 女性の大姉に当たる。→ 大姉(3)性格などを表す語に付いて, そのような男子である意で用いる。VIII「謹厳~」
こじ【巾子】〔「こんじ」の撥音「ん」の無表記〕冠(カンムリ)の頂上後部にあるもとどりを入れる突起。→ 冠IXこじ【怙恃】(1)たより。 たのみ。(2)〔詩経(小雅)「無父何怙, 無母何恃」より〕両親。 父母。X「総角の頃に早く~を喪ひ/浮雲(四迷)」
こじ【故事・古事】昔から伝わっているいわれや物語。XI「~来歴」「~成語」「~を引き合いに出す」
こじ【火箸・火匙・火筯】〔「こ」は唐音, 「じ」は「匙」の呉音〕(1)ひばし。(2)香道の火道具の一。 香炭団(コウタドン)を扱ったり, 香炉の灰の箸目をつけたりするのに用いる火箸(ヒバシ)。〔「火筋」と書き誤られることもある〕XIIこじ【虎児】虎の子。 また, 手に入れにくく, 非常に貴重なもののたとえ。XIII「虎穴に入らずんば~を得ず」
こじ【誇示】誇らかに示すこと。 自慢して見せること。 こし。「成功を~する」「武力の~」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.